こんにちは、TEMBEA TOKYOのAOKIです。
この冬は例年に比べ暖かい気がしますが、それでもここ数日の寒さは冬が最後に本気出してきた感があります。そんな中でも春の到来がたのしみになるようなニュースを!先日2024SSコレクションのイメージ写真が公開になりました!どのコレクションも様々な形、サイズ、色、素材があり、その時の気分が反映されています。沢山のアイテムの中からシーズンを象徴するようなアイテムを選び、イメージ作りをしています。
今回の2024SSはスタイリングを中野真季さん、撮影は本多康司さんにお願いしました。お二人とは2023FWから2度目の取り組みです。実際に使っているリアルな場所とTEMBEAのトートは、使い込んで馴染むキャンバス生地と相性が良さそう。という話になり、撮影場所は木工作家佐々木啓輔さんのアトリエを使用させていただきました。撮影は12月初旬に早朝から行われました。無造作に置かれた木材や木端、おがくずを被った床、メンテナンスされた大きな工具やノコギリ。美しいものを生み出している場所は独特の雰囲気がありやっぱりかっこいい。刻々と光と影が移り変わるため時間との勝負!とのことで、中野さん、本多さん、TEMBEAチームでアイテムとリンクする場所、光の入りが一番いい場所を選び撮影が進んでいきます。1カットに約30分から40分くらい。アイテムの向き、シワの入り方、背景をどこで切り取るか、何度も微調整を繰り返し全員が「これだ!」となる瞬間を探っていきます。画角や置き方をほんの少し変えるだけで見違えたり、手前にある機械の形をうまく使って絵作りしていたりと。新しい発見もあり、この時間がたまらなく楽しかったです。これまでは用途や使っているシーンが分かりやすいようなイメージを作ってきましたが、今回は即興で絵画を描くようなイメージで組み立てていきました。アトリエにあるものは基本動かさずあるがままの状態で、形の面白さ、素材や色を活かし、アイテムを組み合わせていく手順です。中野さんはアイテムを絵の具のように使いどこから見ても絵になる空間を作ります。そして本多さんが気持ちのいい構図で切り取っていく。本多さんの写真は映っていない外側の世界まで想像させる余白があると感じます。お二人の頭の中ではこんなイメージが見えていたのかと感動しました。例えばこの“SUMAHO CASE HIMAA”“MULTI CASE HIMAA”の写真は、カオのイラストの丸と機械のハンドルの丸をリンクさせているところがポイントです。よく見ると奥にもぼんやりカオが映り込んでいるのも笑ってしまいます。こちらの“FLAT POUCH”“TASUKI STRAP”は壁に取り付けられた木材にぴったりと収まり、ストラップと機械のコードもリンクしています。それから“MIX VEGETABLE”“ROLL TOP TOTE”の写真。もうお分かりでしょうか?そうです!ミックスベジタブル、トート、窓に貼られた養生テープのグリーンがリンクしています。もちろんこの窓辺も元からこの状態。
今回撮影した13種類の写真は、どれもその場所や形、色などがカチッとはまっています。他の写真でも探してみてくださいね!私の特にお気に入りのカットもご紹介いたします。1枚目は2024SS新作の“RIVET DELIVERY TOTE”です。キャンバスを切って縫って革のハンドルをリベットで留めただけのシンプルでプリミティブなトート。このトートの素朴さ、気取らなさと、無造作に積まれた木材の上にスッと置いてあるだけの感じがマッチして好きな一枚です。2枚目は“BAGUETTE TOTE”です。BAGUETTE TOTEの特徴であるハンドルが様々な素材やサイズの輪っかとリンクしてとてもかわいいです。定番のBAGUETTE TOTEが今までと一味違う見え方になってとても新鮮に感じました。
みなさまも好きなイメージはありましたか?お店で一緒にお話しできたらとても嬉しいです。
2024SSコレクションは2月上旬ごろから少しずつ入荷予定です。気になるアイテムがありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。新作のアイテムについては入荷のタイミングでお話ししたいなと思っていますのでおたのしみに!
Location 佐々木家具造形研究所
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