TEMBEA

2024.12.17 シライシ

YETI

こんにちは!シライシです。
気付けば12月に入り、今年も残すところあと僅かですね。このタイミングでご紹介するのどうなの?って感じですが笑 24FWシーズンの新作YETI柄について書きたいと思います。

話は2015FWシーズンまで遡ります。このシーズンに“SKI柄”を出しました。それまでは季節感のないものをモチーフにしてきたので、この柄は私の中では新しいことへのチャレンジでした。写実的なイラストの柄が続いていたので、シンプルな線で描いたイラストの柄は、もしかしたら新鮮に見えたかもしれません。季節感のあるものって、なかなか手に取りにくいはずですが思いのほか好評だったのでリリース後、数シーズンほどリピートさせてもらいました。

冬の柄で何か新しいことができないかな?
SKI柄のアップデート版として思いついたのがYETI柄です。
SKI柄もYETI柄も雪山がフィールドです。キャンバスの生成りを雪に見たて、イラストをレイアウトしました。登山が趣味で年に2-3回は登りに行くのですが、登山を始めて数年経った頃、よく一緒に行っていた友人に雪山に登りに行かないかと誘ってもらい、入門と言われる北八ヶ岳に行きました。天気が悪くホワイトアウト状態だったのですが、標高を下げると樹林帯のおかげで急に風が止むんです。雪が積もって、お化け(モンスター)のような形のコメツガとシラビソの木がいくつもある風景は本当に圧巻でした。冬の山はとても静かで自分の足音がギュッギュと響くのが心地良かったです。なので、YETI柄に出てくる人たちはスキーヤーではなく、雪山登山を楽しんでいるハイカーたちです。よく見ると大きなザックを担いでいます。TEMBEAのGUNTEやマフラー、ニットキャップは風を通すので、雪山登山には向いてないのですが、柄の中では着用してもらいました笑 休憩中のハイカーがストックに手袋を引っ掛けているのですが、YETIがその手袋を拝借して木の棒に引っ掛けていたり、ニットキャップを被っていたり(被るというより頭に乗せてる 笑)マフラー持ってたりします。ハイカーとYETIに繋がりをもたせるための仕掛けです。YETIのことを調べている中で“BIG FOOT”という別名があることを知りました。ふかふかの雪に大きな足跡をつけたらYETIがより印象的になるかなと思って入れてみました。足跡に気付いて会話してるハイカーたちもいます。ハイカーたちはYETIの存在に気付いているけど、出会してはいないという雰囲気も気に入っています。実際の登山でも、熊に会ったらどうしよう…というドキドキ感があるので、その緊張感をイメージしました。 “ウォーリーを探せ!”という、めちゃくちゃ細かい絵の中にウォーリーが潜んでいて、その中にいるウォーリーを探すというゲームのような絵本がおばあちゃんの家にあって、子供の頃に楽しんでいたのですが、制作中にその本のことを思い出しました。ウォーリーを探すのはもちろんですが、大勢の人や動物が描かれていて、それぞれのシチュエーションまで隅々まで丁寧に描かれていたので、私はそのシチュエーションを眺めるのも好きでした。ウォーリーとまではいかないけれど、柄の中のストーリーを楽しんでもらえたら嬉しいです。

嬉しいことに、TEMBEA SHOPではほとんどのYETI柄の商品が完売してしまいましたが、このブログを書いている時点ではYETI CAPが少し残っているみたいです。もし気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひお問合せください!YETI柄の包装紙でお包みさせていただきます。(包装紙については、松ちゃんが以前に書いてくれたブログでご紹介しています!)
私は、YETI CAPを愛用中です。薄手のフリース生地なので、モコモコし過ぎず被りやすいし、ほどよく暖かいです。今までは、パーカーやスウェットだったけど、もこもこのニットにもバッチリ合いそう。急に寒くなってきたので、手持ちのニットと合わせて楽しもうと思います。もうすぐクリスマスですね。この時期のキリッとした寒さが私は大好きです。みなさま、良いクリスマス&年末をお過ごしください。ではでは〜!

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